はじめに
はじめましての方、はじめまして。物理学の実験でポスドクをしている者です。
ポスドクというのはポスト・ドクトラル・ケンキューインの略で、博士号を取った後に三年とかの任期であちこちの研究室を転々とする人のことです。日本の理系の研究者は大体これです。
任期が切れると次の保証もなく放り出されるので、とにかく公募を探して行けるところに飛びつくのがお決まりなんですね。
わたしが飛びついたのは台湾の大学です。
時に、コロナ禍の2020年秋でした。
このブログでは、厳戒検疫態勢下の台湾に渡るまでの手続きと、渡った後のふらふらするやつを、主に写真で紹介してゆきたいと思います。
似たような情報は既にいろいろ発信されているのですが、何か新規性があるとすれば、
- 日本企業からの赴任ではなく、個人での海外就職である
- 就職先でやることが宇宙物理学実験である
- 現実の人間にはあまり興味がない人のために、小説版がある(どうして?)
と、いうことになるでしょうか。
台湾の某大学の某研究室に応募し、書類とオンライン面接を経て内定が出たのが2020年の11月。具体的な手続きは博士号取得内定の出る2021年2月からでした。
したがってこのブログも、2021年2月の、大学院の修了見込証明書を台湾の領事館、すなわち台北駐日経済文化代表処に持ち込むところから始まります。
【小説版】
【ブログもくじ】
(次に書く記事)自主隔離期間
(次の次に書く記事)統一番号のこと
(次の次の次に書く記事)火鍋のこと